水素にまつわる情報を調べていくと、どこまで信頼できる情報なのか、素人目にはわからずとても頭を悩ませます。専門家においても様々な主義や主張があるのは事実ですし、水素関連商品に至っては、数字に関してどこまで信頼していいものなのかわかりません。噂によると、原材料ベースでは水素の発生量は十分なものの、商品化する際の設計で化学反応がプラスな方向に出ずに、結果的に水素の量が出ず、体感しにくいという口コミも見つけられます。
また、多くの数値において残念ながらビーカーベースでの測定結果が多く、実際に身体の中に入り込んだ後、どの程度水素が発生し、どの程度細胞に行き渡り、活性酸素を除去できたかなど、水素の生理作用にまでデータを取ることは難しいのが実情です。
水素業界と情報発信元の問題点
水素業界に関して、情報があまりに氾濫しすぎているのが現状です。消費者としては、何を信じていけばいいのかわからないことも。厚生労働省の発表は、ある程度信じていいものだと思いますが、それに便乗してビジネスを展開していけばいいと考えている人もおり、表面的な情報だけでなく、裏のことも考えていく必要があります。
特に、健康業界は医療業界との利権的な繋がりもあるのでさらに大変です。あまりに広がりすぎた水素にまつわる情報は、ある程度まとめていく必要があり、そのために水素マガジンが存在しているのです。立ち上げの際は、信頼できる情報元というのが確保できず、半信半疑の中で情報を発信しておりましたが、最近では情報元や水素にまつわる専門家のご協力をいただき、おかげさまで信頼できる強い情報を得ることができております。
これからもさらに水素業界が良い方向に発展していくために、消費者にとって良い情報を発信していきたいと考えています。そこで、耳寄りな報告をさせていただきます。以前にもご紹介させていただきました、「一般社団法人 国際水素規格協会」との一部業務提携が決まりました。(一社)国際水素規格協会は、2016年12月13日に発足した水素商品を規格化していく団体様で、実際に商品化されている水素サプリや水素吸入機、水素バスなどを専門機関に測定依頼をし、格付けランキングを行っている団体です。
一部では問題も多い水素業界を健全化していこうという姿勢が、水素マガジンとの方向性とも合致したのです。
(一社)国際水素規格協会の活動。水素商品を正しく整備する団体
(一社)国際水素規格協会の活動は以下のとおりです。水素業界を健全化していくために存在していると言っても過言ではございません。
水素製品は玉石混交となり、意見も様々です。本物を見極め、信頼できる製品を選ぶことが重要な時代となってきました。
信頼できる良品は間違いなく体に良いものです。当協会は、良品を証明するための検査・調査を行います。
また、良品の推進及び普及促進等を行うことにより、水素業界の振興を図ることを目的としております。
事業活動においても多岐にわたっており、研究だけでなく情報の発信やイベント・勉強会も開催していくそうです。
- 水素製品の検査・調査の推進及び普及の促進
- 水素製品の普及の促進
- 水素製品の販売に係る産業の高度化の促進
- 前3号に係る課題、市場、技術動向等に関する情報収集・分析、調査、研究、提言
- 第1号、第2号、及び第3号に係わる業際間交流
- 水素製品に関する標準化の推進
- 水素製品に関する国際交流の促進
- 展示会、シンポジウム、セミナー等の開催を通じた情報発信の推進
2017年2月に健康博覧会に出展していたこともあり、ブースには(一社)国際水素規格協会を応援する団体や企業さまも多かったです。同じブースに出展されていた団体様も水素業界の中ではかなりの有名な会社様もご自身の水素サプリメントに関して、分析して欲しいと依頼が多いとのこと。そして、検査した情報をユーザー視点で有益な譲歩を出していくことを期待しています。
まとめ……水素業界の三方良しを築いていく
水素業界をより良くしていくためにも、エビデンスを元にした消費者の利益を守るような情報発信が必要になっていきます。水素マガジンは、(一社)国際水素規格協会との一部業務提携に至り、水素業界の情報の信頼性をより担保できるようになりました。もちろん、事実と意見、そして状況下によって結果は変わるということは前提に起きつつも、消費者の疑問にもより一層応えられるようにしていきます。