書籍「水素吸入健康法」で簡単にわかる水素の力と健康問題

水素に関する書籍も少しずつ出てきています。「水素」単体の話ではなく、効率的に水素を取り込む方法として「水素吸入」に焦点をあてた書籍を見つけたので読んでみました。新書サイズで読みやすく、さくっと読みやすいのはとてもいい。おおよそ2時間程度で読み切れてしまうので、水素のことをもっと知りたいと思ったら、読んでみると良いでしょう。

私自身も久しぶりに水素にまつわる本は読んでみたので、所感について書いていきます。

『水素吸入健康法』橋本勝之

書籍『水素吸入健康法』はおおむね合致!これ一冊でベースは理解

水素吸入健康法

書籍『水素吸入健康法』は、健康寿命を縮める要因というところから始まり、その原因が活性酸素にある。そして、その活性酸素を除去するには水素が一番良い。そして、水素を取り込むならば水素吸入が副作用もなく、効率的に取り込むことができるという内容です。

最後の水素吸入に関することは別として、水素にまつわる書籍を読んでみたことある方なら、この構成は見たことあるでしょう。水素を取り込むキャリアとして、「水素水」が良いのか。「水素サプリ」が良いのか。「水素風呂」が良いのか。本書のように「水素吸入」が良いのかなど、意見は分かれますが、どれにおいてもメリット・デメリットはあるため、消費者はもっと賢くなる必要があります。

ちなみにこの書籍は、水素吸入器を作った方の本なので、水素吸入サイドに立って語るのは理解できます。

水素を研究している人からすると、水素が人体に及ぼす影響に関しては、意見は一致しているため、読んでおくと良いでしょう。

水素の摂取量【水素水<水素風呂<水素サプリ<(?)水素吸入】

活性酸素を除去するために水素が必要なのは良いとして、どれくらいの量が必要なのか。具体的な量に関しては、書いていないものの水素水では、水素量があまりに少なすぎて、必要な量に程遠い。水素風呂は、水素が豊富になった湯船から皮膚を通じて水素を取り込むというもの。湯船から水素が抜けていくため、空気中に漂う水素も呼気から吸い込むことができる。

水素サプリは水分(胃液)と反応し、水素を出し続け、腸を起点にじわりじわりと全身に水素が巡っていく。水素吸入は、生成した水素(気体)を医療用の鼻腔カニューレを通じて直接吸い込むものです。

どれも商品によって水素量が違うのは念頭に置いておき、水素を取り込むキャリアごとにおいて、どれくらいの違いがあるのでしょうか。水素水と水素風呂は、それほど水素を取り込むことはできないと言われるのもわかりますが、水素サプリと水素吸入は体内に入ってくる量を考えると難しいのです。

しっかりと作られている水素サプリならば、48時間以上水素が安定して発生するため、水素発生量は十分と言えます。しかし、性質上排泄されてしまうため、それまでとも言えます。水素吸入の場合は、鼻腔カニューレなどセッティングしている間は、水素を取り込み続けることができます。長時間にわたり、吸い続けることができるならば十分な水素量を取り続けることができますが、短い時間ではそれも望めません。

水素吸入と水素サプリどちらのほうが形式としていいのかは、論争が尽きませんが、ゆったりとリラクゼーションと共になら、水素吸入器を忙しく動き続けるならば、水素サプリを、使用者の生活スタイルを考えておすすめしたいです。

水素吸入:発生方式はどれが適切?!

気になるのは、水素吸入器の水素発生方式が幾つかあり、実際にどれくらい違うのかあまりわかっていないことです。水素サプリであれば、サンゴカルシウム、生成岩塩、フラナガン水素などいくつかあります。発生量が多いのはフラナガン水素と言われていますが、安全性が疑問視されている事実もあります。

これは、水と反応して水素が発生した後の物質に関して言及されていることが少なく、どうなっているかわからないから使用を止めようという動きもあります。

それと同じように、水素吸入における水素発生方式は、大きく4つにわかれます。

  • 1.電気分解方式
  • 2.化学反応方式
  • 3.IH式加熱方式
  • 4.電熱式加熱方式

この中で一番安価な水素発生方式は、化学反応方式です。水素サプリと同じような原理で、水に水素発生させる触媒を入れると水素が発生するため、それを吸い込むというものです。どの原材料を使うかによって、水素の発生量が変わってくるため、ばらつきがあります。他の方式に比べて、水素発生量が少ないとも言われています。

多くの水素吸入器は、電気分解方式と加熱方式で設計されています。電気分解方式の方が、作りやすく、コストダウンも図りやすいため、家庭用の水素吸入器が増えています。加熱処理の方は、加熱して気体になった水蒸気にさらに熱を加えることにより、分解させます。IHを使った場合、電磁波が発生するため安全性に懐疑的で、電熱式加熱処理を行う場合は、安全に水素を発生させられますが、設計上コストが高くなってしまうため、業務用の水素吸入器に多いです。

電気分解方式と加熱処理方式に関して、安全性に関する論争がありますが、まだわかっていないことも多いため、今後に注目です。

電気分解はオゾンが発生する?!という一つの答え

電気分解方式で行う水素吸入はオゾンが発生するという話を聞いたことがあります。しかし、これに関しては本当に発生しているのか疑問という情報をキャッチしました。以前取材させていただいた水素吸入器メーカーさんが行った成分分析結果として、気体に含まれていたのは「水素」、「酸素」、「窒素」という3種類のみ。

つまりオゾン(O3)は検出されなかったということです。オゾンが発生しているならば、分析結果にも記載されるはずですが、それがないので、熱処理と電気分解方式の安全性を考えたら、さほどないのかもしれません。

水素濃度のほうが疑問?!高濃度と低濃度のどっちがいい?

発生方式というより、吸入する水素濃度の方が安全性に疑問視されていることもあります。しかし、水素濃度に関してもまだ解決していることではないため、情報を追っていく必要があります。

書籍『水素吸入健康法』に書かれていた報告では、人体はバランスを保とうする作用があり、高濃度過ぎる水素を吸うことで、頭痛を感じることなど、違和感なことがあるようです。これは酸素濃度が低くなることで起こり得ることと書籍には書かれていますが、ありえることかもしれません。

しかし、水素吸入器の場合、発生する水素濃度が高くても、吸う直前で空気と混ざり合う可能性があることです。

高濃度は医療用でも活用されている話もあるし、低濃度水素や混合ガスはリラクゼーションなどで使われるなど、用途によって変わってきます。

使用する場合は、安全性の確認をしっかり行い、自分の身体と相談しながら使い続けたいところですね。

まとめ……水素と水素吸入にまつわる書籍からわかること

橋本勝之著『水素吸入健康法』を読み、水素マガジンがキャッチしている水素吸入に関することと、実体験で得てきたことに関してリンクすることがありました。読んでみると水素吸入に関しての理解は深まるでしょう。水素だけでなく、健康の知識や現代がどんな状況なのかも含めて、知れるため水素に関して気になる人からすると読んでおきたい本です。

肝心なことは、濁されている感じもあり、深いところまでわからない点もありますが、水素が人体にプラスの影響を与えるということは期待できそうです。

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