水素ガスの危険性!水素吸入器も爆発する?!安全な使い方を再認識せよ!

水素ガスの危険性や問題点について考察していきます。

健康維持のためには、水素サプリメントがお手軽だと思っています。ひとたび水とともに召しあがれば、体内で水素を生み出し、恩恵が得られるのです。

水素ガスを吸入したいケースはどういった状況でしょうか?

健康維持のため、美容のために活用する人もいらっしゃるかと思いますが、進んで使い続ける方は意識が高い方で、少数派だと推測できます。どちらかというと、水素吸入療法などを周りから勧められ、実践していこうという人の方が多いような感じがします。

医療の現場でも、少数派ながら活用するという動きも出てきていますし、そういった情報をキャッチして、水素ガスを定期的に体内に取り入れようという方が表れたりします。

水素ガスの吸入は、持続的に水素を体内に送り込むため、やがて身体全体に充満していきます。身体全体に、どのように浸透していくかは、まだわかっていない事柄もありますが、摂取したあとの体調の良さを感じると、何かしらの効果が得られていると期待できます。

使い続ければ身体にとってプラスに働くというのは、推測できるでしょう。

水素は安全な気体で、人体にとって有益に働くことはイメージできたとしても、どうしても頭から離れないのは危険性のことです。

「水素」というキーワードと、どうしても連想してしまうのは「爆発」です。過去、ニュースで水素爆発事故の映像を見た人は、それと同じことが起こるのでは?!と思ってしまいます。

果たして個人でも入手できる水素ガス吸入器は、そんなに危険なのでしょうか?!
水素という気体の性質をあらためておさらいし、安全な使い方を覚えましょう。

水素ガスの爆発の危険性とは?!まず水素の性質を理解しよう!

水素ガス爆発・・・。早口言葉でも取り上げられるからなのか、どうしても、水素と爆発が結びついてしまいます。

取り扱い方を間違えれば、悲惨な事故が起こってしまいます。

そうならないためにも水素ガスの特性を知り、安全性や危険性を覚えておきましょう。

水素ガスの性質

水素ガスの性質を知っておきましょう。

理科の授業でも、たびたび学びますが、水素は無味無臭でとても軽く、拡散性の高い性質を持っています。

水素は爆発するというイメージを持っていますが、水素単体では爆発せず、酸素と混ざり合うことで爆発を引き起こします。理科の実験で、電気分解を行い水素と酸素に分ける実験で、水素側に火をつけると「ポン!」という音と共に小爆発を起こしますが、発生した水素と大気中の酸素が混ざり合って引火し、一瞬で燃えるのです。

理科の実験等で行う水の電気分解で発生する水素量はそれほど多いわけでは有りません。しかし、水素エネルギー用の燃料電池や大規模な水素発生プラントが事故を起こすと、膨大なエネルギーを発生する爆発が起こるのです。

そのため水素を発生させる周りには、火気厳禁です。水素吸入を行う際も、火の気が近くにあると危険性が増します。

水素が留まるくらいの密閉空間において、引火した場合は、かなりの爆発エネルギーが起こります。しかし、拡散性の高い水素は、またたく間に広がっていくため、すべてが爆発のエネルギーに使われる危険性は少ないという意見もあります。

水素が酸素と混ざり、一定の濃度のときに、引火する可能性がある。それだけは、覚えておきたいところですね。

水素が危険な爆発を引き起こす濃度は?!

水素濃度が高すぎても、低すぎても水素は燃えません。一般的に、4%~75%の範囲が、引火した際に爆発する濃度と言われています。

そのため、水素吸入器の濃度は低く抑えられているか、逆に高い濃度を実現する設計がなされています。いわゆる、高濃度水素吸入器もしくは、低濃度水素吸入器という名称を使い、差別化を図っています。

さて、拡散性の強い水素ガスは、その場に留まるような状況下で危険性が増します。

ここ最近になって、興味深い研究報告があがっています。

世界唯一の爆発しない水素ガス吸入機の開発/PR TIMES

こちらのプレスリリースによると、水素吸入器においては、水素ガスと空気の混合濃度を調べ、どれくらいの濃度下において、爆発や引火が見られるかをあらためて実験しています。

4%と10%では、爆発や引火性が見られず、15%や100%の水素ガス濃度では、小さな音とともに爆発が見られたと伝えています。

20%の濃度の時に、デトネーションと呼ばれる大きな爆発が見られたとのことです。

理論上は、4%でも爆発すると言われていますが、拡散性の高い水素は、水素吸入器においては、吸う直前で空気と混ざり合うため、発生した水素濃度が、引火爆発範囲だったとしても、一定濃度以下になり、それほど大きな爆発が起こらないと伝えています。

水素吸入器においては、20%~90%程度が一番危険だと考えられます。上限値においては完全に推測域になりますが、高濃度においては、少しの空気を混ぜるより、ピュアな水素ガスを発生させた方が比較的安全ということも推測できます。

水素ガス爆発が起こるケースは?!

水素ガスが空気と混ざり、一定の濃度になったならば、爆発する可能性があると伝えました。その濃度になったら、爆発するのではなく、火種があってはじめて引火します。

つまり、水素ガスを扱う場合、使用者は火の気に気をつける必要があります。

とは言え、自ら進んで水素ガスの傍でタバコを吸ったり、料理をするなどはしないと思います。

明らかな火の気は、使用することないため、大丈夫だと思うのです。

ひとつだけ、普段の生活で火をつけてしまう原因があります。

それは静電気です。

特に冬場の静電気を発生しやすいセーターなどは、気をつけるべきでしょう。

とはいえ、密閉空間で水素濃度が上がる中、静電気が発生した場合、危険だと思いますが、通常の水素吸入器等であれば、大丈夫だと推測できますが、気になる方は、メーカー等に確認し、気をつける点を確認すべきです。

水素ガス爆発が起こるケースを考えると、水素が充満しm濃度が4%、吸入器の場合、10%程度、もしくは100%近くのピュアな高濃度水素であれば大丈夫ということです。

水素ガス吸入器が爆発する危険性は?!

水素ガスを発生させる吸入器は、爆発する可能性があるのでしょうか?

特定条件下の中で、引火したら爆発は起こりますが、水素ガス吸入器を原因として発生した爆発事故は、これまでニュースとして取り上げられておりません。

調べ方が悪いのか、調べきれてないのか、色々と課題はありますが、調べるたびに出てくるのが、水素燃料に関係する爆発事故です。
今後とも水素吸入器による爆発が起きないとは言い切れませんが、使用者が安全に配慮した使い方をするのであれば、ひとまずは安心でしょう。

過去に、いくつか水素吸入器を取材したことありますが、メーカーも安全設計にはかなりシビアに考えており、爆発しても耐えられるようなケースを採用したり、水素濃度をコントロールして、一定以上になったら、落とすような機構を用意したりと、工夫を凝らしています。

もちろん、機器の劣化によって安全性が損なわれる可能性もあります。定期的なメンテンスをしっかりやって、メーカーによって定められた使い方を遵守しましょう。

まとめ

水素ガスの危険性についてあらためて考えてみました。

水素ガスは、エネルギー分野においても、健康分野においても、これから鍵となる物質です。しかし、使い方を誤ると危険性は増し、大事故にも繋がります。

健康分野の水素吸入器においては、現状爆発事故は起きてない様子で、メーカーの安全設計とユーザーの安全利用に期待したいところです。

どんなものでも危険性はつきもので、正しい使い方をし、定期的なメンテナンスが欠かせないでしょう。

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