健康博覧会2018に足を運んできました。水素マガジンとしては、水素にまつわるブースに色々とご挨拶をさせていただき、水素業界の今を発信していきます。
水素は健康産業がメインと、国策として研究開発中のエネルギー分野と大きく分けると2つがあります。健康分野は、健康博覧会が一般の方々へ届く前の情報が知れるため、今年の動向を占う上でも重要になってきます。
健康分野でも、水素は研究中のことはまだまだあり、少しずつ解明されてきています。
水素水が数年前にブームとなり、国からのご指導やネガティブ報道で萎んだこともありましたが、その結果、今はどうなったのかを水素吸入メーカーに色々と尋ねて回りました。
水素吸入ジャンルの最前線情報と合わせて、お届けします。
【KENCOS3(ケンコス3)】新作発表も兼ねたアクアバンク
喫煙者の中では、ICOS(アイコス)を始め、加熱式タバコに移っています。一見、「アイコス」や「グロー」、「ブルーム・テック」のように、加熱式タバコと間違えるような携帯型水素吸入器「KENCOS」シリーズの新商品が、アクアバンクのブースで発見しました。
ブースの賑わい方を見ていると、水素に関するネガティブ報道の影響は微塵にも感じさせないような雰囲気で、「KENCOS2(ケンコス2)」も展示会価格といえど安い金額ではなく、それでも売れていたというのは驚きです。
KENCOSシリーズは、水素を吸い、白い空気が口から吐き出すことができる。見た目にも面白い商品です。水素は無味無臭であるため、本当に吸っているのかわかりません。そこでフレーバーを入れることで、水素とともに美味しくいただける吸入器といえます。
水素量は、他の吸入器と比べたら、弱いのは当然ですが、手軽さと毎日吸える楽しさ、そして美味しさが魅力です。サラリーマンの一服が、タバコではなく、ケンコスになるというのもわかる気がします。
新しくお披露目になったKENCOS3
KENCOS3は、KENCOS2に比べて、小さく、軽量化に成功し、デザインのおしゃれでスタイリッシュなものへの進化。出力は今まで通り。水素量もお据え置きで、価格はさらに手の出しやすい金額に。3万円台での販売なので、お得感が広がっています。カラーも、シルバーとレッドの2種類で、自分の好きな色を選べるのも嬉しいですね。
一番嬉しいところは、KENCOS2では、フレーバーのアロマリキッドを入れるタイプでしたが、カートリッジ式に変えたことによって、さらに手軽にフレーバーを楽しめます。
専用の電解液とマイフレーバーを見つけ、水素吸入ライフを習慣化しましょう。
電気分解型ポータブル水素ガス吸入器「KENCOS3」スペック
サイズ:高さ130.5mm×幅55mm×厚さ24mm
重量約:110g
付属品:USB充電ケーブル
※電解液・フレーバーカートリッジは別途購入が必要。
▼選べる3つのモード搭載
「水素モード」「フレーバーモード」「水素・フレーバーモード」の3つのモードを搭載!
▼3種のフレーバーカードリッジ
「キシリトールメンソール」「クレイジーメンソール」「アイスアップル」
▼水素ガス生成量
1分間に最大8mリットルの水素ガスを生成し、5分の吸入で水素水(1.0ppm)5リットル分の水素ガスを吸入することが可能。
▼利用シーン
スポーツをする前後はもちろん、自宅でのリフレッシュや仕事の時など様々な場面で利用できます。
かわいい卓上型水素吸入器「水の妖精αX」ユーザー好みのデザインが増加
水素吸入器は、元々業務用から始まり、無骨な機械がとても多いです。自宅にそれが置かれていたら、部屋の空間デザインが壊れてしまいますが、最近はかわいい水素吸入器も増えており、特に女性が欲しいと感じさせるアイテムです。
水の妖精αXもその中の一つで、雫(しずく)のような形で、丸くてリビングやダイニング、そして寝室にも馴染むデザインです。どんな空間にでも合う水素吸入器は、今後も増えていくと推測されます。
水素吸入の愛用者は、女性が多く、女性に支持されるようなデザインやイメージは、欲しくなりますね。とは言え、本体価格は72万と気軽に手を出せる価格ではなく、十分に調べたいところですね。
水の妖精αXを体験できるサロンもあるそうなので、実際にどういったものか理解しましょう。
卓上型水素吸入器 水の妖精αXのスペック
99.9%という純度のピュアな水素を発生させ、一緒に発生する酸素は、途中で外に逃される設計のため、高純度の水素発生を可能にしています。自分の目で確かめることができ、グリーンの水滴の窓から水素の泡が生まれて浮上する様子がわかります。
水は、薬局で購入できる精製水のみが利用でき(水道水やミネラルウォーターは機械を痛めます)、5分、10分、20分、30分、60分のタイマー設定があります。消費電力も16.5ワットと少なく、静音設計もされているため、気になりません。
販売価格:¥720,000(税別)
発生ガス:水素(99.9%)
水素発生方法:PEM(プロトン交換膜)−MEA(膜電極接合体)方式
水素発生状況:水素発生状況をLEDライトで表示
水素発生量:30ml/min
供給水:日本薬局方の精製水に限る
タイマー機能:5分・10分・20分・30分・60分を選択
タイマー残時間表示:残り時間が何分か2桁のLEDで表示
電源供給:ACアダプタ内蔵型 入力:AC90〜240V 50/60Hz
消費電力:16.5W
使用温度範囲:0〜+40℃(精製水の凍結がないこと)
外側寸法:直径 215mm × 高さ 303mm
本体重量:3.0kg(乾燥時重量 ※精製水補給前)
保証期間:お買い上げ後1年または1,000時間のいずれか早い方を保証(正しい使い方をした場合に限る)
引用:水の妖精αXの製品仕様
ブースで水素吸入体験!指先の毛細血管を見ながら生活習慣を見つめ直す
今回、水の妖精αXブースで、初体験をさせていただき、よく見る毛細血管を拡大して映し出すスコープと共に拝見しました。水素を吸い始めると、毛細血管の白血球の流れが活発になり、身体に対して何かしらの作用をしているんだなとあらためて実感。
対応していただいた美人のお姉さんには、食事に関して、脂っこいものが多いと突っ込まれ、あらためて見直そう思った瞬間でした。
何より嬉しかったのは、水素マガジンのことを知っていた点です。現在は更新頻度がそれほど多いわけではありませんが、メディアという点で読者様の顔を知れたというのは運営者冥利に尽きますね。
加熱式の水素吸入器大手「スイソニア」
以前、銀座のサロンで体験させていただいたスイソニアも出展されており、言わずもがなという感じです。長く愛されているプロダクトですし、GENKINGさんが自宅に導入し、使用していることで一躍有名になった水素吸入器です。
スイソニアに関しては、すでに知っているため、あらためて知ってもしょうがないということで、中の人に水素吸入業界の動向に関して聞いてみました。
昨年の年末から、問い合わせが増えるようになり、水素吸入の認知が増えてきている感触があるとのこと。昨年一年間は、水素水の問題が炎上し、業界全体が被害を受けた形です。水素吸入に関しても多少の影響はあったと考えられますが、炎上したことで毛嫌いするようになった人もいれば、ちゃんと理解しようと考える人も増え、「水素水ではあまり水素が取り込めず、吸入なら多く得られるから良い」という人が増えた様に感じます。
手のひらサイズの水素吸入器「ラブリエ・エラン」
水素吸入器のメジャー機器「ラブリエリュクス」の最新器「ラブリエ・エラン」を見てきました。片手で持てる水素吸入器とキャッチコピーなどで知っていましたが、実物を拝見してもまさにその言葉は正しく、お手軽に使える吸入器だとあらためて感じました。
ラブリエシリーズもスイソニアと同じく有名商品であるため、それほど多くを語る必要ないかと思います。そのため、中の人には、裏話を聞いてきました。内容は機体カラーについて。カラーはブラックとホワイトの2種類あり、どちらもシンプルで優れたフォルムなのですが、圧倒的にホワイトの方が売れているとのこと。水素を始め、健康的なカラーを考えると、当然かなと思いますね。
汚れが目立ちにくいというブラックの特性もあるのですが、イメージは大切ですね。
銀座の水素サロンもオープン!全身から水素を取り込む「Air Pod」
銀座に、水素サロン「Ginza Aimy」をオープンさせた、カプセル型の水素吸入装置「Air Pod」を贈る株式会社エイムのブースです。今回、水素サロンを銀座にオープンさせただけでなく、水素カプセルの名前も「Air Pod(エアーポッド)」と名付けられ、これからの船出を微力ながら支えられたらと思います。
水素吸入において、重要なのは「水素がどれくらい取り込まれたか」です。水素発生量や水素濃度など、アピールする会社が多い中、呼吸とともに水素を吸う場合、発生量が多くても実際に体内に入っていくのは100%ではなく下がります。密閉空間に水素を充満させることで、呼吸だけでなく、皮膚からも水素が取り込まれる思想で設計されております。
酸素カプセル同様、ポッドの中に入って水素を取り込むことになります。気圧も変わるため、苦手という方もいるかもしれませんが、何回か行い慣れてくれば気にならなくなるでしょう。
海外メーカーも増えた!水素吸入器事情
水素吸入器において、いかにも業務用マシンというのが多数、見受けられました。身体の胴の部分くらいまである、四角い工業機械のような箱。サロンでは、機械を見せることは少ないため、デザインに拘っていなくても大丈夫ですが、個人に手にとって貰おうと考えると、カラーやデザインが重要になってきます。
水素吸入器を作っているメーカーも増えてきており、中国や韓国、台湾のメーカーも数多く出展されていました。
徐々に市民権を獲得し始めている水素吸入業界ですが、まだまだ課題はあります。水素の魅力は知られてきており、濃度や発生量だけでなく、吸収力に関してもわかるようになると、安心して使えるようになりますね。
水素という気体の性質上、火気厳禁で爆発のための安全設計も考えると、プロダクトデザインの点では難しくなります。課題をクリアし、もっと安くなり、水素吸入が当たり前になり、数々の病気の予防に繋がったら嬉しいと感じます。
まとめ
健康博覧会2018の水素関連ブースの中でも、水素吸入に関してスポットライトをあてました。ユーザーが欲しくなる様な、かわいいデザインからプロ向けの業務用というものまで様々です。
水素水業界は打撃を受けても、まだまだ元気でこれから伸びていく水素吸入ジャンルに今後も期待です。