水素サプリに詳しい方ならマイクロクラスターという原材料はご存知でしょう。水素の発生量がとてつもなく多く、5時間程度でピタッと水素の発生量が止まってしまう特徴を持ち、酸化還元電位(ORP)が-950mVと強い還元力を持つと言われているものです。酸化還元電位に関しては、水素サプリの設計によってそこまでは低くなりませんが、還元にこだわっている商品を見るとアピールポイントとして活用しているメーカーさんもいます。
このマイクロクラスターという原材料は、4つの成分を混ぜ合わせて作られており、「クエン酸カリウム」、「ケイ素系成分(シリカ)」、「硫酸マグネシウム」、「炭酸カリウム」。ケイ素系成分は、二酸化ケイ素や微粒酸化ケイ素など、微妙に変えて使っていることもあり、素人目にはわかりません。おそらく、研究者クラスでないとわからないと推測されます。
今回、このマイクロクラスターに関して取り上げようと思ったのが、水素サプリ業界で変な噂があるからです。いい噂なら良いものの、悪い噂でもあるため、杞憂に終わっていただければ幸いです。
このマイクロクラスター本物?!太田成男教授の気になる一言
水素を世の中に広めた方と言っても過言ではない、太田成男教授。テレビをはじめ各種メディアにも出ている有名な方です。水素業界の中の人からすると、あまり好きでないという方もいらっしゃるみたいですが、それはさておき、気になる発言をされています。
マイクロクラスターを使用している水素サプリ「ハイドロゲンEX」について、以下のことを述べています。
「水素水を超えた抗酸化サプリメント HYDROGEN EX」は、マイクロクラスター水素を含んでいると記載されています。このマイクロクラスターは、シリカに水素を吸蔵しているとしていますが、実態はNaBH4(水素化ホウ素ナトリウム)です。消費者の方は、だまされないように注意しましょう。
2016年3月5日の記事なので1年半以上も前の内容になります。シリカに水素を吸蔵した原材料を使っているのではなく、水素化ホウ素ナトリウムを使っていると断言しています。
水素化ホウ素ナトリウムは、持ち運びできる水素エネルギーの燃料として期待されている物質で、水素燃料電池なども研究開発されているそうです。水素入浴剤にもよく使われており、水素の権威からは、化粧品関係に使用するのはいいけれど、体内に入れるのは安全性に欠けると警鐘を鳴らしている方もいます。
マイクロクラスターの原材料が変わったってこと?!
水素化ホウ素ナトリウムを使用していることが本当ならば、原材料表示にも書かなければいけませんし、景品表示法違反でもあります。原材料メーカーがどのようにマイクロクラスターを作成しているかは機密なのでわかりません。
では、マイクロクラスターはどこが取扱っていたのでしょうか。
それはユニライフジャパン株式会社が平成29年3月31日まで、マイクロクラスター原末を提供しており、終売後は、ユニクラスターという独自の原材料を提供するようになりました。
健康食品用と化粧品用、入浴剤用と成分をカスタマイズしています。
ではなぜ、ユニライフジャパン株式会社は、マイクロクラスターの提供を辞め、独自で開発していった原材料に切り替えたのだろうか。そして今、世の中に出回っているマイクロクラスターの原材料はどこから??
考えれば疑問がいっぱいでてきます。
マイクロクラスターは安全性に欠ける原材料?!
水素サプリ業界の中での噂であったことですが、マイクロクラスターは安全性に欠ける原材料で、水素を発生するチカラはあるものの、反応が終わった後の状態がどのようになっているかがわからない。特に安全性にこだわった水素サプリを作成しているメーカーからは、そのような声がよく聞こえます。
その為、ユニライフジャパン株式会社は大事になる前にマイクロクラスターを手放したかったのではないでしょうか。
太田教授の発言と時期が重なる
冒頭に述べました、マイクロクラスターには水素化ホウ素ナトリウムが使われているという発言と時期が重なります。なぜ、この時期に……という真相は不明ですが、偶然にも程があります。
ユニライフが手放したマイクロクラスター。今はどこが?
10年以上も販売してきたユニライフジャパン株式会社が手放したマイクロクラスター。なくなったら困るメーカーは多数います。例えば、大手メーカーでは、DHCがマイクロクラスターと思われる原材料を活用しております。その他、新しく参入しようとマイクロクラスターの良い噂を聞きつけ、商品開発に勤しんでいるところもきっとあるはず。
最近になり、マイクロクラスターを取扱う原材料メーカーが増えてきているそうです。ユニライフジャパン株式会社が扱っていたときは、総代理店として1社独占で販売していたが、取扱いが増えているということは、大元の販売権利を持っている方がより多くの流通をさせるために募ったと考えられます。
この新しいマイクロクラスターを使用して誕生した水素サプリも多いですが、水素化ホウ素ナトリウムを利用している原材料かは不明です。
マイクロクラスターは高級な原材料!安くできるはずがない。裏があるとしたら……
マイクロクラスターは、原材料がとても高く(金額は企業秘密)多くは使えません。また、量を使うと酸化還元電位の値から想像するに、強い還元力は逆に身体に負担がかかってしまいます。水素の持つ酸化還元電位は、-420mVということから、水素以外の何かが値を下げていると考えることができます。
酸化還元電位を抑えるためでもありますが、様々な成分を混ぜることで、多種多様な設計ができることは優秀です。しかし、身体にとって良い成分を使うのならば、ユーザーにとっても嬉しいこと。しかし、安全かつ人間工学に基づいた設計は容易ではありません。いいものを使うと、原価も上がってしまうため、いいものは作れません。作れたとしても1ヶ月分で1万円を超えてくるでしょう。
しかし、安いマイクロクラスターがでたことにより・・・?
噂ではグレードが存在!それをさらに加工したら??
マイクロクラスターとひとくくりにしていますが、品質が良くグレードの高い原材料も存在しまし。しかし、水素発生量が少ない粗悪な原材料も存在するという噂があります。ここからは、完全な妄想ですが、粗悪な原材料を再利用するために水素化ホウ素ナトリウムを入れ、水素の発生量を高めているとしたら……太田教授の情報もありえることになります。
このような情報は、週刊誌のようなことになってくるので深くは突っ込めませんし、リサーチまで行えませんが利益重視の心許ない方がいたとしたらありwるかなと。
水素業界の重鎮は水素サプリはマイクロクラスターを使わない?!
また、こんな噂もあります。水素発生剤として強力なマイクロクラスターの研究を行っている、三羽教授と若山教授。三羽教授は、水素入浴剤をはじめ、水素化粧品に関しての第一人者とも言える存在です。しかし、水素サプリを作る際は、マイクロクラスターを使わずにサンゴカルシウムを原材料とするものを開発しています。
マイナス水素イオンを提唱している若山教授も長年マイクロクラスターの研究を行ってきていますが、株式会社サンテックより発売されいている「食べる水素」では、サンゴカルシウムを利用しています。
このように水素サプリの研究をし続けている方々からしたら、マイクロクラスターのサプリメント利用は安全性の問題が解決できていないため、利用に踏み切れないとも推測できますね。
マイクロクラスターの分析依頼が2度も?不可解な行動
こちらはある分析機関において、同じ水素サプリの分析を2度にわたって依頼が来たそうです。サプリメントのエビデンスを取得するために、食品分析センターをはじめ、研究機関に分析依頼を行うことはありえます。定期的にというのであればわかるものの、同じ商品を短期間で2度も分析の依頼が来たそうです。
安いわけではないので、分析依頼を受けた方も再確認をしたそうですが、言葉を濁すように原材料が変わったんじゃないかと内心思っているかのよう。
普通では行われないことが実施されたとのことで、マイクロクラスターにまつわる騒動を考えると内容成分が変わったこともあながち間違いではないのかもしれません。
マイクロクラスターは危険な原材料?!使い方によって変わる
マイクロクラスターが誕生してからかなりの年月が経ちました。長年使われているものならば、研究もすすみ様々なことが解明されているはずです。では、マイクロクラスターは危険な原材料なのでしょうか。
水素サプリをはじめ、口の中に入れる可能性のある商品に使うのは危険ですが、水素バスや入浴剤、水素化粧品など、体内に入らないものであれば、瞬間短期間で的に大量の水素が発生する性質から活用できると考えられます。
このように、マイクロクラスターが全て悪いのではなく、使い方によってはミラクルな原材料であることは間違いなさそうです。
まとめ
マイクロクラスターに関する秘密や裏情報をまとめました。
消費者としては、マイクロクラスターについて大丈夫なの?と考える人もいます。太田教授がおっしゃっているような、マイクロクラスターに水素化ホウ素ナトリウムが入っているならば相当危険なことです。
ユニライフジャパン株式会社がマイクロクラスターを手放し、独自のユニクラスターを誕生させたことや水素業界の重鎮と呼ばれる方々が、サプリメントにはマイクロクラスターを使わないスタンスを魅せていることから、本当に大丈夫なのかわかりませんね。
もし、水素サプリを愛用するならば、サンゴカルシウムを原材料とするものが安心できます。サンゴカルシウムは一気に水素が発生せず、緩やかに膨大な量の水素を発生してくれます。
5~6時間でピタッと止まるマイクロクラスターではなく、24時間以上も発生し続けると言われている安全性に特化した商品の方が安心できますね。よかったら、水素サプリを選ぶときの参考にしてください。