3月27日に株式会社アクアバンク主催の水素吸入にまつわる講演会に参加しました。前回の記事では、医学博士矢田幸博教授の水素吸入を活用した臨床実験のレポートを中心にお届けしました。
その講演会の中で、株式会社アクアバンクの竹原タカシ社長によるKENCOS(ケンコス)の将来とビジョン、そして矢田教授と二人三脚でここまで創り上げた経緯を話され、それをレポートさせていただきます。
水素の魅力や水素吸入業界のビジョンが再確認できます。KENCOSの将来的な展開も知ることができます。
6年前に再認識した水素の魅力!医療の現場から
竹原社長が、水素に着目したのは2012年のことで、慶應義塾大学から「ある論文」が発表されたのがキッカケだそうです。
AEDなどの普及により、心肺停止した方を蘇生させる実例が徐々に増えてきた時代、困ったことが起きていました。それは、蘇生したことによる後遺症に悩まされる方が多く、その人の人生を大変にしてしまうことでした。一命を取りとめただけでも幸運なのですが、当人からしたら、生き続けることに後悔を抱く方もいらっしゃるようです。
AEDが普及した経緯は、1日400人程度、年間12万人の方が、病院外にて心肺停止で倒れた人を助けたいといったところからですが、後悔する人が増えてしまっては本末転倒です。後遺症の理由としては、停止していた心臓がAEDによって動き出し、血流が一気に流れ出し、脳に障害が残るようですが、その主な原因が悪玉活性酸素によるもの。
水素ガスを活用し、悪玉活性酸素を除去することで、脳や心臓の機能低下を抑制し、生命予後の改善に繋がる。そのような論文が慶應義塾大学先導研究センターから出されたそうです。この水素ガスを使った医療が研究される中、NHKもキャッチし番組で報道するくらい注目されました。
これは水素水の時にはなかった動きで、国まで動いたことに竹原社長は驚いたそうです。
水素には、細胞が死ぬのを抑制し、先進医療Bとして厚生労働省が認定したことに。
医療分野だけでなく健康分野で広がる水素吸入
医療分野では水素の効果は認められつつあり、導入され始めています。その動きもあってか、高級エステサロンで水素吸入が始まり、カプセル形状のものや大型の水素吸入器などで、気軽に水素が吸えるようになってきました。
しかし、竹原社長の持論では、水素吸入はポータブルが重要だと語る。水素を吸ってきれいな身体になったあと、帰りの電車でストレスを感じ、取り除いたはずの活性酸素が発生してしまうのではないかと。
いつでもどこでもリアルタイムに吸うことができるのが大切で、そのコンセプトにあった形で、小型吸入器の開発を考えたそうです。
しかし、水素水の問題から、一部では水素は良いとわかっていても、世間は懐疑的な見方をしています。そのため、普及させるにはエビデンスを取得することが重要だと考え、筑波大学の研究室に足を運びました。
1回限り、永遠の別れになる可能性もあった矢田教授への依頼
数ある教授や医者の中から、筑波大学の矢田教授を選び、相談を持ちかけました。雰囲気はとても穏やかで優しい方ですが、仕事にはとても厳しい方で、一度限りのテストで、効果がないと結果が出ればそれまでですと。
KENCOSのプロトタイプを持ち込み、テストを行いました。結果は予想を反するものになり、内容は面白いものでした。特に驚いた点は、水素吸入をしたあとすぐに効果が出たというもの。
さらに実験を重ね、かなり多くの臨床結果を得られるようになりました。得られた結果から、アルツハイマーや痴呆症などにも一定の効果があるように期待し、それを中心にした実験なども進めていったそうです。
ちなみに、老後の不安に関するアンケートでは以下のような結果が報告されています。
- 3位:身内や伴侶との死別に関すること
- 2位:将来のお金、老後の資金に関すること
- 1位:痴呆症への恐怖
65歳以上の方が特に心配されていることは、痴呆症になってしまうのではないか。そのため、水素吸入は年配の方々が抱く、真の恐怖からの解放に繋がるのではないか。
期待と臨床結果を踏まえて、関東のある地域と神奈川県の有名な文化的な街で、100名をテストした。内容は、ストレスケアの臨床テスト。数字としてあらわれる数が、少なくなっていけば、水素吸入は効果があると言えると。
KENCOSはIoTなどのテクノロジーとも連動
水死吸入を多くの人に広めていくためには、一部のマニアにではなく、浸透していく必要があります。そのために、KENCOSとIoTを結びつけて、いつでもどこでも水素を吸うだけでなく、自分の健康管理もできるようになって欲しい。
アプリは開発中で、KENCOSと連動し、データが蓄積される。そのビッグデータを活用するために人工知能と連動し、その人にパーソナライズされた情報が提供されるはず。自分自身の健康情報がデータ化され、健康への道のりも見える化されるようになり、誰もが自身の健康について関心を持つようになったら良いですね。
習慣化された毎日の中で、どのように入り込んでいくのか。薬機法に関して、とてもうるさく、過激なことは中々言えませんが、エビデンスの取れた情報をしっかりと出し合って、KENCOSが広がればと考えているようです。
KENCOSは、治療機器や医療機器ではありません。外国では水素吸入器と呼ばれているものは、医療機器認定されている動きもありますが、日本ではわかりません。
しかし、有名なスポーツ選手や芸能人など、毎日を忙しくされている方々の中でも口コミで広がり、スポーツ中継などでもKENCOSが映ることがあるようです。
少しずつ認知され、水素を吸う人が増え、健康増進に繋がれば幸いです。なお、利用者の話を聞くと、お酒を飲んだあとに使うと次の日が楽になるようで、喜んでもらっている報告もあるそうです。
まとめ
KENCOSを開発した株式会社アクアバンクの竹原社長の講演会をレポートしました。水素吸入は、医療現場にも入り込んでおり、人体にとってプラスな作用が働くと推測できます。美容サロンや水素サロンなどが増えておりますが、大事なことはいつでもどこでも吸えるようになることです。
水素量はそれほど多くなくても、小まめに吸い続ければトータルの摂取量はコントロールできます。吸った水素は人体の中で使われ、活性酸素を除去し続けるためには重要です。
IT機器として進化した健康ガジェットのKENCOSは、コンセプトとしては面白く、今後の展開も楽しみです。AIやIoTのテクノロジーが入り込んだ組み込まれた健康機器は、本当の意味でユーザーの健康をサポートしてくれるでしょう。
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