寒い季節になると温かいお風呂が恋しくなりますよね。1日の疲れをしっかりとした入浴で取りたいものです。自分の幸せだけを考え、温かいお風呂にじっくりと入り、癒しの時間を満喫する。心も身体もポカポカし、寝る準備も万全に。
毎日がシャワーという人は、できる限り湯船に浸かる習慣を身につけ、美容と健康にさらなる磨きをかけたいものですね。水素風呂なんて、普段から頑張っているご褒美としていい選択かもしれません。入浴時にも水素を取り込み続けることにより、ストレスや紫外線などで酸化した肉体を喜ばしい還元の方向に導き、元気な身体を取り戻します。
また、水素風呂にすることで水質も変わっていくため、まろやかになったりやわらかくなったり、色々な形で表現することはできますが、水素を取り込む以外にもメリットはあります。
水素風呂にする方法として大きく分けると2つあります。水素を発生させるパウダー状の入浴剤を利用したものと水素発生器を用い、水の電気分解によって発生させるもの。水素水と水素水サーバーのように、毎日とまではいかないにしても頻繁につかうものだから、水素発生器を利用したほうが、トータルなコストは安くなると考えられます。電気分解を行うため、使用時の電気代はかかるものの、入浴剤よりいいように思えます。
水素水と水素水サーバーのように、水素を得るならどれも同じでコストの面だけで判断しがちですが、実際のところ水素発生器と水素入浴剤は、水素という観点から完全に別物で、驚くべきことがわかりました。
水素発生器と水素入浴剤のメリット・デメリット!効果は本当にあるの?!
水素発生器と水素入浴剤。どちらも水素を発生させることに対して間違いはありません。しかし、仕組みや構造を考えると本当に大丈夫なのかという疑問も出てきます。ちなみに、水素風呂なんて効果がないというユーザーからの声もあります。しかし、それは正しい使い方をしていない可能性もあります。
水素発生器の場合、湯船に入れてから30分~40分置きます。そうすると、200リットルという湯船のお湯が、飽和した状態になります。毎日使い続けると、水素発生器を入れて30分以上も待つというのが、面倒になっていくためやらなくなります。メーカーの提案した使い方を続けてください。
水素風呂で摂取する水素は肌から呼吸から?!
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水素風呂で水素を体内に入れる場合、よく”おでん”のように染み込んでいくという表現を使います。しかし、水素発生器を使用する場合、水素が飽和状態になった水から皮膚を通じて体内に吸収されるのではなく、飽和して空気中に出ていった水素を呼吸とともに吸うことで得られるという見解を示している専門家もいらっしゃいます。
呼吸からでも肌からでも、どちらにせよ水素が得られるならばいいじゃないと考えることもできます。しかし、呼吸で水素を得ているかを考えると実はそうではない……と考えられる内容もあるのです。
水素発生器の疑問点と問題点!実は怖いことも潜む
昨年は、水素吸入器の取材を何回かさせていただき、どのような理論で水素だけが体内に吸引するのかが理解できました。電気分解の方式で同時に発生するオゾン(O3)の問題。その発生したオゾンをどのように処理するかで体内への影響も変わってきます。以前紹介した、ダブル水素ボトルという水素吸入器は、電気分解によって発生したオゾンを、空気中に逃すようにできています。しかし、水素発生器の場合、どのようにしてオゾンを逃しているのか疑問です。
水素発生器を使い水素風呂にしたとしても、当たり前なことですが、入れている間にしか水素が発生せず、スイッチを切り、湯船の外に出してしまったら、水素の供給は途絶えます。徐々に抜けていきますね。
ニュースでも取り上げられたことですが、必要以上の熱が発生し火傷をしてしまったという問題ある水素発生器もあります。ちなみに、火傷をしてしまった事故は水素発生器の取扱い方法からきます。消費者の手に渡った場合、メーカーの予測とは違うことも起こるため、安全性にはこだわってほしいものです。
その他の発生したトラブルでは、水素発生器を使用していたら、お風呂内にある火災報知器が鳴り出した事例も。火災報知器に関しましては、お客様からクレームが入ったことで発生した事象です。冷静に考えれば、その火災報知器はなぜ反応したのか。火災報知器には、熱感知と煙感知のパターンがあります。普通の湯気では絶対に反応しませんが、水素発生器を使用して火災報知器が鳴ってしまったということは、水素発生器を使用し、発生したガスが天井の方にたまり、何かしらの成分と反応したということになります。
つまり、水素発生器の効果で水素が発生していると考えることはできますが、水素以外の何か違った成分も混じっている可能性も考えられるのです。水素が身体にいいというのは研究でわかっていたとしても、水素以外の成分も同時に取り込んでいる可能性も否定できないため、慎重になった方がいいです。
水素発生器の一番のメリット!それはランニングコスト
水素発生器のメリットは、コストの面です。毎日使い続けるならば、消耗品より耐久品のほうが1日の単価は安いです。毎日、使い続けないにしても長期的に使うものです。最初に大きな出費にはなりますが、何年も使い続けることができれば、1回あたりの費用は安くなるでしょう。
水素入浴剤は忙しい現代人向け?!水素が発生し、入浴までの時間が短い
水素入浴剤は、水素発生器に比べ事故が少ないです。火傷の心配もなければ、火災報知器に反応することもありません。原理としては、水素サプリと同じで、水と反応し続けることで水素が発生し続けるというもの。もちろん、食品ではないので食べることはできません。水素入浴剤としてのメリットは、水素の発生以外にも用途が広がること。単純な水素を発生させるだけでなく、肌の保湿に喜ばしい成分や炭酸ガスを発生させるということも。【水素+α】という観点で、美容と健康に嬉しい反応があるといえます。
さらに忙しい現代人にとって、お湯を溜めて水素発生剤を投入し、湯船のお湯全体に水素が飽和するまで、より短い時間で完了します。その間、5分~10分程度といわれています。水素発生器に比べて短い時間で水素風呂が完成するので、忙しい現代人にとってはこちらのほうが良いようにも感じます。
水素風呂を効果的に使いヒートショックプロテインを作り出せ!
水素風呂について水素に詳しい専門家に聞いてみたところ、しっかりとした入浴でヒートショックプロテインというタンパク質が作り出せることがわかったそうです。通常の入浴でもヒートショックプロテインを作り出すことはできますが、水素が体内に入り込むことで、より一層、効果を高めることができるそうです。
基礎体温を高めていくことで、健康的な身体を手に入れることができるため、より風邪を引きにくい身体になり、免疫力が高まっていくでしょう。
まとめ……水素風呂を効果的に使い、安全で美容と健康的な身体を
今回は、水素風呂について水素発生器と水素入浴剤について書いていきました。水素が身体にもたらす効果は、ある程度わかってきているもののそれをどのようにして身体に取り込んでいくか。それが重要になっていきます。水素発生器でも、水素風呂を作ることはできますが、30分~40分程度かかってしまうことと、肌から水素を取り込むのではなく、呼吸で取り込んでいる可能性が高いということです。水素入浴剤は、水素だけでなくプラスアルファの効果も期待できること。そして何より、短い時間で水素風呂に入れるようになることです。
水素発生器と水素入浴剤、どちらを使うにせよ、水素風呂にすることで、水の水質は変わり、身体にとって負担は軽くなります。水素を取り込むという観点以外にもプラスの要素があるため、入浴剤として選んでみるのも一つです。水素風呂に入浴をすることで、美容と健康に恵まれた身体を手に入れ、毎日素敵な生活を手に入れたいものですね。