水素を利用した商品がたくさん出回っており、どんなものを選んでよいのかやっぱりわからない。そのため、誰かが使っている体感を知ることで、知識も深まります。先日、水素風呂の記事を書かせていただきましたが、入浴剤の方が手軽なので使ってみることに。
今回、使用してみたのが【水素バブルバス】。ケースに入れて、お風呂に投入すると泡がブクブク発生し、水素ガスがお湯に溶け出していくというコンセプト。水素水と同じように、ガスを発生させて充満させるということは、将来的に水素が抜けてしまう可能性があるということ。とはいえ、水素が発生し続けているのであれば、水素が抜ける前に入ってしまえばいい。
ということで、水素バブルバスを使ってみました。
ちなみに、この商品は火傷事故が起きたこともある商品で、知っている人は知っている商品かもしれません。
きっちりケースに入れお風呂の中で飛び出ないことが大事
水素バブルバスは、火傷事故が起きたことある商品だから危険なのか……。といったらそういうわけでもなく、しっかりとした使い方をしたら事故は起こりません。今回使った商品は、事故の原因となった自由が解決されたもの。どうやら、水と反応して熱を持った水素発生剤がケースから飛び出てしまったかららしい。ケースがゆるくなっているかといったら、逆に固くなっており簡単には飛び出すことがないでしょう。
包装を開けるとホッカイロの様な水素発生剤が入っており、これをケースの中に入れれば良いのです。水素発生剤には、「やけど注意」という文言も書いており、熱を持ってから肌に触れると火傷してしまう可能性がなるなと。ケースを「カチッ」っと閉めたら、結構な力を入れないとあかないため、湯船の中で事故が起こることも少ないでしょう。
とはいえ、子どものいたずらで開けられてしまう可能性もあるので、しっかりと注意が必要。お子さんと一緒に入る時は、見てあげるといいかもしれません。
水素発生剤からの泡のブクブクはパワフル
水素発生剤を湯船の中に投入します。入れてから数秒は、まったく反応がなくて「本当に発生するんだろ?!」と思ったところ、一気に反応し、驚くべきほどの水素バブルが発生しました。
写真で見ても、泡が発生しているのがわかると思います。反応が進むと、「ジェットバス」や「泡風呂」顔負けの泡がたくさん。この泡を見ると、「すぐにでも入ってしまったほうがいいのかな?!」と思えてきます。しかし、我慢することが大事なのです。
すぐに入ってしまうと、水素バスの効果が半減してしまう……。もしかしたら、水素を体内に取り込むという観点から考えたらダメなのです。
20分以上は置くべし!水素風呂が完成するのはそれから
水素バブルバスを投入したら、20分程度は置くのがいいと言われています。というのも、水素発生剤から水素がどんどん出ていきますが、水に溶け込んで飽和するまで、時間がかかります。その間、おおよそ2、30分と言われているため我慢が必要。ちなみに、水素バブルバスを使ったことのある人から聞いた話は、すぐに入った人より、二人目、三人目の方が疲れが癒され、お湯の質も変わって刺激が少なくなったという口コミも。
すぐにでも入りたい気持ちを抑えて、じっくり置きましょう。
20分以上の入浴がベスト!体内に水素が行き渡る時間も考慮
水素風呂を体感するには、入浴の時間にもこだわったほうがいいのです。お風呂内の水素が体内に吸収し、身体全体に浸透する時間を考えると、20分はあったほうがいいと言われています。長時間入っていることができないという人は、少しずつ入浴時間を増やしていくと良いでしょう。
入浴による温浴効果と水素を体内に入れて、エネルギーに変えるダブルパンチが、身体をポカポカにしてくれるのです。
入浴するにも時間がないと嘆いている方もお風呂くらいはじっくりと入ってください。
水素マガジンの中の人が使ってみた感想は?!
私自身も、水素バブルバスをお湯に入れ、30分程度置いてから入浴してみました。入った途端、お湯の滑らかさは感じたものの、本当に水素が充満しているのか??という疑問はありました。かなりの時間経過してしまうと、水素バブルバスからは、気体も出なくなるので、タイミングが遅かったかも?!
ちなみに、パッケージには「5時間 水素の泡のバスタイム」と書かれていますが、1時間程度しか泡の発生は持続しなかったです。
20分以上、入浴してみたところ、水素が体内に入った!という体感は、できなかったものの、身体が軽くなることや、ヒートショックプロテイン状態になっているかと言われると疑問です。水素もお湯から吸収しているのかも不明だし、もしかしたら、呼気から吸っているという説もあるので、そうなのかもしれません。しかし、1時間程度で泡の発生がほとんどなくなっているため、呼吸とともに水素を吸っているというのも疑問です。
泡の出るオモチャと考えると子どもは喜びそう
水と反応して気泡が発生し続けるため、見た目は楽しい入浴剤です。SPAで味わえるジェットバスや泡風呂を家でも楽しめるというコンセプトならば、魅力的かもしれませんね。子どもとのバスタイムを楽しむアイテムとしては、優秀かもしれません。
もう一つの利点は、水素バブルバスが水と反応すると熱を持つため、お風呂の保温効果は期待できるということです。追い焚き機能が付いているお風呂ならまったく問題ないんですが、それがない場合、お湯が冷めてしまうというデメリットがあります。それをある程度回避できるのは評価できるポイントかもしれません。
まとめ……水素バブルバスは水素を得る以外にも保温効果や泡の楽しみが
水素バブルバスを実際に使ってみて、実際にどれほどのものか体感してみました。水素バブルバスを湯船に入れ、ワンテンポ置いてから水素が発生し続けます。水素が充満するまで、20分程度かかるので置く必要があります。飽和した(であろう)水素風呂に20分程度浸かり、水素を吸収したところ……。
よくわからなかったという結果でした。ただ、泡が発生するバスルームのオモチャと考えたり、追い焚き機能がないお風呂でのお湯の保温効果も期待できるというならば、ポジティブに捉えられるかもしれません。